やり残したこと〜全日本マスターズに向けて〜

2023年10月7日〜9日の三日間、山口県　維新みらいふスタジアムにて第44回全日本マスターズ陸上競技選手権大会が開催されます。

4年ぶりの開催となるマスターズ日本一を決める大会。

私はM45クラス400mHに出場する予定です。そして、目指すは優勝！2年前からマスターズに参戦した時からこの大会での優勝を目指してきました。

全日本マスターズ優勝への第一歩として、昨年、石川マスターズにて、20年ぶりに400mHに出場しました。

レースでは、一台目のハードルで失敗し、その後の歩数もめちゃくちゃ、ラスト100mはフラフラになりながらゴール。タイムは64秒。すでに脚が乳酸で動かなくなってからのラスト100mは恐怖でしかありませんでした。ラスト2台のハードルの高いこと高いこと。よく転ばなかったなと。

レース前は1分は切れるかなと思っていただけにショックは大きかったです。

20年ぶりに400mHのキツさと辛さ、難しさを痛感し、ヨンパの洗礼を受けました。

このタイムを考えると、1分を切るのは至難の業。しかし、まだ性懲りも無く優勝を目標にするのは、まだやり残していることがあったから。43歳からマスターズに参戦しているものの、これまで納得のいく追い込んだトレーニングができていませんでした。

というのも、追い込んだトレーニングを行うと、必ずと言っていいほど、怪我をしていたからです。ハムストリングスの筋膜炎、背中の痛み、腰痛、ふくらはぎの痛み…。

20代の頃は、到底怪我などしなかったであろうトレーニング量で、怪我をしてしまう。10本できた100mが、5本しかできない。ハードル練習を行うとアキレス腱が痛む。プライオ系のジャンプ練習をすると背中に痛みが走る、などなど。怪我をすると、回復に一週間、リハビリにもう一週間かかってしまいます。

しかし2シーズンを経て、なんとなく40代の自分にあったトレーニングの種類、量が見えてきました。「これ以上いくと怪我するな」、「今日は軽めにしよう」「今週は練習をしないで回復にあてよう」と練習を調整できるようになりました。

そうなると、今まで10本を想定して練習を開始して、5本しかできなかったものが、最初から5本を想定して5本を行なうので、しっかり最後まで追い込んで走り込めるようになりました。

またこれまでは怪我でやむなく動けなかった週があったのが無くなり、計画どおりに練習を積み上げることができるようになりました。

そうなると練習の幅も広がり、これまで充分にやれていなかったコアトレ、長めの距離の走練習、長めの坂練習、下半身の筋トレをこなせるようになりました。

昨年の11月から冬季練習に入り、昨年以上に量をこなし、質も高くトレーニングできています。時には追い込み過ぎて、倒れ込んでのたうち回っている時もありますが、400mHを走り切るためには、そういう練習も必要です。

1月までは、量を追求したトレーニングを行い、ほぼ予定通りに来ています。2月から徐々にスピードを上げ、ハードル練習も解禁していきます。

昨シーズンやり残したことが、今シーズンはできている、それだけで自信になります。もちろんまだ1月なので、冬季練習はまだ半分残っているので、気は抜けませんが。

全日本マスターズの優勝のためには58秒あたりが優勝ラインではないかと思っています。そのためにはまだまだレベルアップが必要です。後悔しないよう、この冬やれることは全部やりきりたいと思います！

パーソナルトレーニングジム　body smile

二瓶秀和

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