走る中年　vol.2 〜あの時の中年スプリンター〜

こんにちは！

福井県福井市のパーソナルトレーニングジム　body smileの二瓶です。

今回も前回に続き、陸上競技についてお話したいと思います。

《あの時の中年スプリンター》

マスターズ陸上に参加されている方々は、すでに仕事をリタイアされている方もいれば、現役バリバリの働き世代の方もいます。私も働き世代の一人で、働きながらトレーニングを行うということは、時間のやり繰りはもちろん、心と体を奮い立たせないとなかなか続けられません。

しっかり仕事をしながらも大会までに仕上げてくるマスターズ競技者の方々は本当に頭が下がります。自分でやってみると、本当にその大変さを感じます。

大学時代、私たちが競技場で大勢でわいわい練習している片隅で、当時50代くらいの方が黙々とスプリントトレーニングを行っていたことを思い出します。

マスターズは競技者が少ないこともあり、競技場で一人練習はよくあることです。正直、なんだか寂しく感じる時もあるし、競技場が学生たちで溢れていると一人で落ち着いてトレーニングできる場所に移ろうかなんて考えたりもします。なんとなく孤独なんです。

今になって思うと、きっとあの時の中年スプリンターもそんな孤独と向き合っていたのかもしれません。

私たちの脇で、黙々と走っていたあの中年スプリンター、まだ走っててほしいな。

《40代でのトレーニング》

40代になって約20年振りにトレーニングを開始して思うことは、何故こんなに直ぐにあちこち痛くなるの？ということです。

わずか一年の間に、大腿部の筋膜炎、膝・足首・肘・手首の関節炎、腰痛、アキレス腱痛と、あらゆる怪我を経験。さほど追い込んだ練習でないにも関わらず、直ぐ壊れる。

確かに、一般の方から見ればきついトレーニングかもしれませんが、現役時代の五分の一もできていない状況に、感じたくはない「歳(とし)」ってやつを感じています。

でもマスターズ陸上は、5歳刻みの年齢別だから皆ある程度条件は同じ。

みんな、多かれ少なかれ似たような症状を抱えているはずです。

それに、こんなに怪我をしているのに不思議と止めようとは思いません。

40代でまた走り始め、尚且つ最もつらい400mHに挑戦なんて自分でもどうかしてると思いますが、走り切った先に何が待っているのか、そしてそこで自分は何を感じるのか、楽しみでもあります。

今年の初戦は6月19日日曜日、福井県大野市で開催される県民スポーツ祭。400mHは無いため、100Mに出場します。11秒台を出したい、否、出すぞー。

私も気がつけば中年スプリンター。

今日も元気に孤独に走ります！

パーソナルトレーニングジム　body smile

二瓶秀和

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