走る中年 vol.1〜44歳の挑戦〜
こんにちは!
福井県福井市のパーソナルトレーニングジム body smileの二瓶です。
今回は私が長年取り組んできた陸上競技についてお話したいと思います。
《44歳の挑戦》
44歳を目前にし、ある目標を立てました。それは全日本マスターズ陸上競技大会での優勝です。種目は400mH。
パーソナルトレーナーの仕事をしている中で、自分自身も日々トレーニングを積んでいます。まさに体が資本ですから。
どうせトレーニングをするなら、その成果を発揮する機会があった方がよりトレーニングに身が入り、結果に裏打ちされたより効果のあるトレーニングをお客様に還元できると思いました。
そこで、この「全日本マスターズ陸上優勝」に行き着いたわけです。
しかしながら、なんと…、その全日本マスターズ(2022年9月福井開催)が3月の段階で早々と中止が決まってしまいました😞
折角、冬季練習を頑張ってきたのですが…。正直、気持ちが切れてしまい、競技場へはすっかり足が遠のいてしまいました。
しかし、大会は全日本だけではありません。気持ちを切り替えて、福井マスターズ、北陸マスターズに照準を絞ることにしました。
目標は
「高校2年の時のベスト記録を超える」
《400mHという種目》
私は学生時代、陸上の短距離選手でした。いわゆるスプリンターってやつですが、短距離にもいろんな種目があり、必ずしも100Mの選手だけを指す言葉ではありません。
私のメイン種目は400mHでした。短距離種目の中で最も過酷と言われる種目です。
400Mを走りながら35m間隔に置かれた10台のハードルを飛び越えて行くもので、
スピード、スタミナ、ハードル技術に加え、強いメンタルが求められる種目です。
なぜメンタルが求められるかと言うと、三つの恐怖と向き合わなければならないからです。
一つ目は、400Mという距離への恐怖。400Mは短距離の最長距離種目。無酸素で走り切れる限界を超えており、ラスト100mの直線はまさに筋疲労との戦い。乳酸が溜まり、走り終わった後はいわゆる「ケツ割れ」状態になり、動けなくなるほどお尻と太もも裏側に痛みが出ます。
二つ目は、歩数への恐怖。
ハードル間はトップ選手だと13〜15歩で最後まで走り切る。しかしそれ以外の選手は歩数が定まらないことがよくあります。それは後半にかけて疲労が出たり、追風か向風か、もしくは天気によっても左右されるためです。今日の自分は果たしてラスト一台まで何歩で行けるのだろうという恐怖。歩数が合わないと大きな減速につながったり、ハードルにぶつかってしまったり、その後の疲労感が強く出たりと、レースの出来を左右します。
三つ目は、ハードルを飛び越える恐怖。ハードルはそもそも「障害」と呼ばれています。文字通り「障害」として立ちはだかるハードルを超えなくてはなりません。ぶつけたら減速につながるし、場合によっては大きな怪我や事故にも繋がりかねないのです。
中学の時、400mHについてこう思っていました。「こんなきつい種目誰がやるの?」「俺は絶対しない・やらない・やりたくない」と。
しかし中学の恩師の「お前はハードルも400Mもできるから高校に行ったらヨンパ(400mHのこと)をやれ」の一言で、うっかりどっぷりヨンパに浸かることになりました。
お陰様で、中学は市の大会で予選落ちの選手だったのが、高校・大学と進み、全国大会に出場できるまでになりました。
これも恩師の言葉とヨンパのお陰です。
ヨンパを走るためには、いろんな「障害」と向き合い、乗り越えなければなりませんが、自分の戦える種目はやはり400mH。それなので、全日本マスターズには400mHと決めたのでした。
続く
パーソナルトレーニングジム body smile
二瓶秀和
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